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シネマ★コロポックル

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

 

最新記事

【アフター・ウェディング】娘の結婚式に嫁の元彼を呼んでみるよ。 

先日に引き続き、外国語映画賞ノミネートが続きます。

まずは俳優さんのお話。
海外ドラマ好きな方ならご存知でしょうか、マッツ・ミケルセン氏。
現在進行中の「ハンニバル」のレクター博士を演じられている方です。

この人、ほんとに驚くほど化けるんですよ!!
私、この方の作品何か観てたかな~とググったら、【タイタンの戦い】のドラコさん!!
あの漢気溢れるドラコさんだったとは・・・
私的には、髭面ワイルドなこっちのほうが好きです。
draco.jpg

今回観たのは、ちょっとお金に余裕のないやさぐれオジサンの役でしたので、ワイルドさはありません・・・。
マッツ・ミケルセン氏はデンマークの方なので、デンマーク映画には多く出演されています。
【アフターウエディング】2006年のデンマーク映画です。

2006年度(第79回)のアカデミー外国語映画賞ノミネートで、この年の受賞は【善き人のためのソナタ】でした。

まずダメ出しから!
タイトルと、ジャケットで、安っぽいラブストーリーを彷彿とさせる。
これ、私内容知らなかったら手に取らないな。もったいない。

そして、前半はものすごくグイグイ惹きこまれて目が離せないんだけど、後半ちょっと失速するのだな。
とある「謎」というかわだかまりが解けてからが、しょうがないんだけど面白みに欠けるのだ。
それが「受賞」までにはいたらなかった理由じゃないですかね・・・(←エラそう)

インドで恵まれない子ども達の支援活動をしているヤコブ(マッツ・ミケルセン)
とある男から子ども達への寄付金の話を持ちかけられるんだけど、その相手は・・・というのが最初の謎ね。
まぁこれはかなり早い段階でスッキリするんですが、すごく優待されるんです。
いいホテルに連れてかれ、昨日今日会った相手に「娘の結婚式に来てくれ」なんて言われるんで何事かと。

途中までとんとん拍子だったのに、突如襲うビッグな不幸の2連発がきつい。
(ヤコブではなく、関わっていた周りに人物に不幸が起きる)
でも、主人公にしてみたらシメシメ、な話でもあるので、素直にかわいそうだな~とも観れず、複雑な気持ちでした。
そして、主人公の流されがちで優柔不断で、人任せな感じもなんだか地に足つかずモヤモヤ。

親にしてみたら、お腹は痛めなくとも、育てたら我が子、と思うんじゃないかと。
でも娘(息子)にしたら、「本当の親に会いたい」という気持ちは、どんなに良い暮らしをしても消えないものなのかな。
【プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命】を観てもそう思いました。
【私の男】でもそうだったように、何年も会っていない時間があっても、親子の絆は感じ取れるものなのかな・・・
私は超普通の家庭で育ってますので、ちょっとわからない気持ちではあります。

作品の良い点は、ジャケットにもなっている、結婚式をあげた娘さん役の女優さんが可愛くて、それだけで良い!
アップで観ると顔に産毛とか生えててナチュラルなんだけど、それもまたいい。
そしてそのお母さんも若くきれいで、最初どういう目線で見たらいいのかわからなかった 笑
まだ小学生くらいの息子もいるので、若くして娘さんを産んだのですね、わかります。

監督は、スザンネ・ビアという女性!
【未来を生きる君たちへ】という作品で、2010年のアカデミー外国語賞受賞されてます。
わたしはこっちのほうが好きだったかな。
  感想→【未来を生きる君たちへ】我が子はこうなりませんように・・・


今回調べてみて私が学んだことはですね、マッツ・ミケルセンが、衝撃映画の【フレッシュ・デリ】に出ていたことですね。

2003年の、同じくデンマーク映画です。
前に観たんですがね、これ、腹立って人肉をこっそりマリネにして出しちゃうお店の話。
ブラックコメディだけど大真面目な話なのね。
で、このジャケがマッツ・ミケルセンだよなぁ。化けるなぁ・・・。

Category: ☆ヨーロッパ

Thread: 洋画

Janre: 映画

Tag: 2010    ♠アカデミー外国語賞  デンマーク 
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【別離】不幸の連鎖。ちょっとずつ皆悪い。イスラムは厳しい。 

アカデミー賞前後に、スカパーで色々特集していたので色々と観ていました。
ノミネートされたものを全部観る、というのはなかなか難しい(好きじゃないようなのもある)のですが
その中でも外国語映画賞は、色々な国の優れた作品が肩を並べるので面白いです。

こないだの2014年度(第87回)は、ポーランドの【イーダ】という作品が受賞していました。
今回はイラン映画の【別離】です。
2011年度の外国語映画賞受賞しています。

ベルリン映画祭では金熊賞、84回のアカデミー賞では外国語の他に【アーティスト】や【ミッドナイト・イン・パリ】と肩を並べて「♠アカデミー脚本賞」にも選ばれた素晴らしい作品です・・・が、思ってた(想像してた)のと全然違った!!
てっきり「母と子が戦争で離れ離れに・・・」とかそんなん想像してたら、もっとリアルな話だった。

イラン映画といえば【ペルシャ猫を誰も知らない】くらいしか観たことがないのですが、とても心に残っている映画です。
感想書いていたと思って探しても、記事見つけられない・・・と思ったら検索窓が機能してないの。なんで?
3年前の感想はこちら→【ペルシャ猫を誰も知らない】

この映画を観て、私たちに普通であることがイランでは「罪になる」ということを知った。
車に犬を乗せていたら、もう罪なのです・・・。
とても良い映画なのでオススメです。
この作品はゲリラ撮影を決行してるので、ドタバタと勢いで展開していきますが、【別離】はじっとりゆっくりと、そのイランの特殊な(私たちとは違う)生活や宗教観をみることができます。

映画でよくあるのが、ヨーロッパにおけるヴァンパイヤだったり、アメリカの悪魔の存在だったり、日本人になじみがない話を盛り上がってされると、ちょっと置いてけぼり・・・を感じたりします。
本作では日本になじみの薄いイラン文化で置いてけぼりか?!と思いきや、実に興味深く観させてもらいました。

今でも日々色々な報道で耳にする「イスラム」と言う言葉ですが
未だに女性差別は根強く残っているそうで、本作でも垣間見ることができます。

主人公家族(A)は妻がわりと新しい考えの持ち主で、娘の将来のために海外移住を考えています。
そんな中、夫の父親が倒れてしまい、離婚危機に。

この夫婦が別居となり、父親の介護にきたのがもう一つの家族(B)の妻。
イスラム教では家族以外の異性の体に触れたり、裸を見たりというのは禁止行為なのだそうですが
「介護の現場」は触れ合いと裸の連続じゃないですか。
じゃあ困るならなんで来たの・・・と。

ある日徘徊するおじいちゃんを縛り、出かけたB妻。
そこへA夫が帰ってきまして、おじいちゃんがベッドから落ち、気絶している現場へ遭遇するわけです。

もちろんA夫は怒るじゃないですか。
でも、それぞれの人間に言い分があって、皆一概に悪いとは言えないし、皆ちょっとずつ悪い。
ラストの4歳の女の子の目つきと言ったら・・・。

実を言いますとこの「おじいちゃんベッドから落下事件」が起きるまで、わりと流し観をしていたんです。
その後の展開は怒涛のように惹きこまれ、前半にもかなりの伏線があったのかと思うとなんとなく観てたことに後悔しましたよ。
観ようと思ってるかたは、作業の手は休めてじっくり気を据えて観ることを推奨します。

今日の一言:4歳の子どもがいて、何か月も無職はいただけない。


こちらはカナダ&フランスの作品ですが、同じくイスラム教、レバノンのお話
【灼熱の魂】2012上半期・衝撃度no.1/究極の母の愛

Category: ☆中東

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: ♠アカデミー脚本賞  2011    ♠アカデミー外国語賞  イスラム教 
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【灼熱の魂】2012上半期・衝撃度no.1/究極の母の愛 

ちょいとバタバタしておりましてほんとはブログなんか書いてる場合じゃない 汗
のですが
ぜひ紹介したい作品がありまして、走り書きですがお付き合いくださいませ。

【灼熱の魂】


2010年・カナダ・フランス
内容は公式サイトを見ていただければ早いのですが
http://shakunetsu-movie.com/pc/intro-story/
ちょろっとご説明を。

カナダに暮らす中東系の親子。(子供は男女の双子)
プールに遊びに行った際に、母が急に頭ポッカーンとなって、ゆくゆく帰らぬ人に。
腑に落ちない死にざまに加え、母親の奇妙な遺言。

「あなたたちには本当は父親と兄がいますので、探してきてください
それまで墓なんかいらないです私。」

双子の片割れ、男の方は「何言ってんだ、普通に埋葬するしそんな奴ら知らん」
となるのですが
姉のほうは遺言を聞き入れ、一人母の祖国・中東へ。。。

これが始まりで、徐々に母親の過去をひも解いてくわけですが・・・
この母親のたった数年間での経験がとんでもない、惨い。
人間一人が一生に一度味わうかどうかの苦しみを
何度も何度も凝縮してこれでもかと背負いこまされる。

宗教・仕来り、政治観・紛争がごった煮になった地域なので想像はつくかもしれないけど
信仰の違う男(いわゆる余所モン)と愛し合ってはいけないので、
バレたら射殺です。
目の前で彼氏射殺、しかも自分の兄弟に。

こんなの序の口で、こんな不幸ばかりがこれでもかと続きます。

もうほんと辛い。
ラストの衝撃と言ったらない。

今年観た作品で(と言っても少ないですが;;)一番ラストが衝撃だった作品かも。


ネタバレなんぞはしたくないので、気になった人はぜひ2時間頑張って観てほしいのだけど・・・
そして、「1+1=1」の謎を解いてほしい。

女だから。
女なのに。
女のくせに。
女ゆえに。
そして母であること。
人殺しをしようと、拷問されようと、揺るがない心。
凄まじい人生の裏には、凄まじい母の愛があるというのだ。

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*タグの外国語賞は、ノミネートであって、
 この時の外国語賞は【未来を生きる君たちへ】でございますのでお間違いなく。

Category: ドラマ

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: ♠アカデミー外国語賞 
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【未来を生きる君たちへ】我が子はこうなりませんように・・・ 

少しブログを書けずにいました。
震災から1年・・・というのは正直あまり関係ないです。
身の回りでバタバタしておりまして・・・
息子が嘔吐を繰り返したり、車ぶつけたり・・・(これは私です涙)
映画で作り物の嘔吐映像には慣れてるものの、臭いまでは耐性ができておらず
もらいそうになり処理が大変なのでした・・・。

日曜は震災関係のTVばかりでしたが、はっきり言って見てません。
だって、「あの日のことは忘れないために・・・」なんて、言われなくても忘れないし
それよりか傷ついた子供たちに楽しい番組見せたりしたほうがいいと思う。
もっと前向きにね。
ケンタロウさんの料理番組、元気でたよ~ありがとう、がんばれ!

さて。
アカデミー賞でも外国語映画賞をとりましたこちら

【未来を生きる君たちへ】原題はHævnen。ヘヴンじゃなくて、復讐という意味だそう。
お父さんはラッセル・クロウの偽物のような、お母さんは小雪のサイボーグのような
(言い過ぎですみません)
そして少年たちがよくあるお涙ちょーだい映画の美少年ではない。
俳優一家、特別な家族ではなく、どこにでもいそうな家族。
だからこそ親近感と、妙なリアルさがある。

見てない方のために、簡単な登場人物紹介。

家族A
父 国境なき医師団みたいな仕事でほとんど家にいない
母 医者。ちょっと感情の起伏が激しい。
息子 学校でいじめられている


家族B
父 なんか忙しそう。
母 ガンで亡くなる
息子 趣味はパソコン。人に興味がなさげ
祖母

息子同士が学校で出会う。
A少年が、B少年に助けられる。
でもBが暴走気味で、Aは困惑していく。

A母はなんかいっつもイライラしてて
ここの夫婦には亀裂が入っていた。

B父は、息子のこと理解しているようで
会話はまるで空回り。

A父は、無法地帯でこの世の地獄と直面していた。
ゲームだと言って女性や子供を殺す悪党。
それでも彼の仕事は「人の命を救うこと」である。
悪であろうと救わなければいけない。

「正しいこと」「正義」とはなんなのか・・・・・・・


これはほんと見てて辛かった。
みんな少しずつ悪い部分もあるし、誰のせいでもない。
少しずつ臆病になってほんとのことが言えなくて
大きく歯車が狂ってしまう恐怖。

特にB父は見ててほんとかわいそうだった。
彼に非はないのだ。
ただ、人柄というか、まじめすぎて追い込んでいる感じ。

皆それぞれの胸の内は理解できたのだけど
理解できなかったのはただ一人。

B少年の亡くなった母。

少年は、母が死んだことをすべて父のせいにしてる。
残された家族で暮らしていかなきゃいけないのに
誤解があるままでは自分だって成仏できないだろうに。

これはちゃんと息子に、死ぬ前にいろいろと話しとくべき。
「お母さんが死んだら、お父さんと仲良くね」これだけでもいい。
息子だって家族なんだから、ちゃんと話に入れてあげなきゃ。

とはいうものの、もし自分が同じ立場になったら
まともに話できるかどうか・・・


最後のほうはこの少年の暴走が不幸を呼び
とんでもない事件になります。
いや~恐れていたことが起きた。

けど、ラストは光が射します。
なんせ、未来を生きる彼らですから。

すっきりと無駄なく、見やすい作品でした。
不幸のループに耐えられる方はぜひご鑑賞を^0^


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タイトルね、難しいとは思うけど
他の作品に埋もれちゃいそうなありがちなタイトルだな~。

Category: ドラマ

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: 2010  ♠アカデミー外国語賞  デンマーク 
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【パリ20区、僕たちのクラス】ひたすら授業の長廻しがリアル 

きっとはっきり好みが分かれるであろう作品。
2008年のアカデミー外国語映画賞ノミネートです。

延々と教師と生徒の授業風景が映し出され、これはドキュメンタリー?と思うほど。
この長廻しに耐えられない人は、観るのを諦めましょう。
*最後までこんな感じです

主人公は本作の原作者でもあり、教員免許も持つフランソワ・ベゴドー。
彼は実際に国語教師として従事した経験からこの物語を書いたそう。

20区というのは、あまり治安が良いほうではなく、移民などが多く住んでいるようで
このクラスも様々な環境や肌の色、言語の子供が集まっており
文字通り国語の授業は特に大変。
わからない言葉が生徒それぞれ違うのでなかなか進まない、
また、フランス語に長けている子もいたりで、それで問題が起きたりも。
(この事件は、教師の好ましくない問題発言に始まるのだが)

問題児の親を学校に呼んでも、フランス語が通じないので空回り。

フランスのお国柄なのか、ここに住む子供だからかはわからないけど
教師と生徒、尊敬する側される側のような根本的な考えがないように見える。
教師のミスを生徒全員で吊るし上げる。
国や肌の色が違えど、こういうときは一致団結なのね・・・。

この映画を観ていて素直な感想は「ドキドキした」のだ。
子供たちの演技が妙にリアルで、教師の表情がリアルで
本当の授業を覗いているようだった。

話はなんの解決もないし、まぁ面白くはないよね。
面白さを求める人は評価に値しないと思うけど
けれどこういう国、学校がある、という知識を与えてくれた
ということで観て良かったと思える映画でした。

パリ20区の治安についてはこちらを参考にしました。
パリノオト

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Category: ・フランス

Thread: ヨーロッパ映画

Janre: 映画

Tag: 2008  ♦実話が原作  ♠パルムドール  ♠アカデミー外国語賞 
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