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シネマ★コロポックル

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

 

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【ボルベール〈帰郷〉】頑張っている全ての女性に観てほしい。 

これほどまで男性には理解できないであろう作品があったか・・・
(女友だちとキャッキャするような低俗作品を除いてネ)

なんと監督は男!(まぁゲイなんですが・・)よくまぁ女心をおわかりでらっしゃる。

タイトルの「VOLVER」はタンゴの曲名で、作中にもペネロペ自身が熱唱するシーンがあります。
故郷のこと、母もしくは娘のことを思う人は胸を打たれるシーンに思う。
なので「娘が成人して家を出た母」「母親として四苦八苦している人」
「一人暮らしで頑張ってる女性」「母娘でいざこざがあった人」・・・なんかに観てほしい。
きっとそれぞれの人にグッとくるシーンがあると思います。

舞台は監督の故郷で、アルモドバル監督お得意の色彩豊かな映像と
スペインの風景やファッション、雑貨達と相まってとても綺麗です。

ペネロペは美しいながらも中学生くらいの娘を持つ肝っ玉母さんという感じ。
この「肝っ玉」=「強い女性」がとても重要。
ペネロペ以外の女性たちも皆魅力的です。

旦那は「仕事今日で首になった~」といいながらビール片手にTV鑑賞。
あ~それは怒られますよ・・・


ストーリーはサスペンス風なおったまげる出来事から始まります。
けれど、こういう時母親って妙に冷静にテキパキ行動したりするのよね・・・
(私が小6の時、祖父が脳卒中で倒れた際の祖母の対応は妙にテキパキしていたのを思い出した)
そして、普通ならその出来事で2時間ドラマが1本撮れそうな出来事のはずが
日常の出来事のように日々の浪間に埋もれて見えなくなっていく・・・

他人の日常なんて観ててもつまらなそうですが、そういうわけでもなく
映画なので多少のドラマ性はありますが、妙に納得するというか。

あれだけ大嫌いで疎遠になっていた母親とも、数年ぶりに顔を合わすと
毎日一緒にいたかのように仲良くできたり・・・
男性には理解しがたいかもしれません。

美しいペネロペですが恋愛の匂いは今回は皆無です。
ある若い男性が作中に登場するので、もしや・・・?とも思ったのですが
さすが肝っ玉母ちゃん、仕事をこなし娘を愛し、恋愛なんぞに目もくれず。

Amazonで見るとサスペンス・ミステリーに分類されていてびっくりしたのですが
ある女性の生き方のドラマとして、観てほしいと思います。


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Category: ・スペイン

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: 2006    (監督)ペドロ・アルモドバル 
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【トーク・トゥ・ハー】病室の眠り姫に恋する変態ストーカー 

一応恋愛映画にわけたけど、それでいいのかな・・・。

自分に置き換えて考えてみた。
いくら結婚した夫とはいえ、毎日の看護、それが4年も続いたら
疲れきってしんどさを顔に出してしまいそう。
それが意識が戻るかどうかわからないなら尚更。

でも若かりし頃、片思いしてた相手ならどうだろう?
実際に、別れた恋人が入院したことがあって、
短い期間ながら仕事の休憩時間や終わった後にせっせと通った記憶がある。
相手を振り向かせたい、こんない想ってる、と体現したかったのだと思う。

けどそれも相手の意識があり話もできるからの話で。
この男はやることがいろんな意味で凄すぎる!!

スペイン映画。

昏睡状態のアリシアを4年も介護し続けるベニグノ。
それは看護師だからではなく、無償の愛・・・なはずだった。

死んだ母親をそれまでずっと介護し、マニキュアからマッサージ、ヘアに至るまで
全てを完璧に勉強し、こなしてきたベニグノ。

恋人の女性闘牛士が昏睡状態になり、病院に付き添いできたマルコ。
彼は初めベニグノと距離をとっているが、次第に彼の真剣な姿、自分と似た境遇
(マルコも恋人を薬漬けから救うための旅をして立ち直らせた過去がある)
に次第に心を開いていく。が、ある日マルコからとんでもない事を聞かされる。

ベニグノはアリシアをただ見てるだけの存在だったが、
ある日接触することに成功、さらにアリシア父の病院に行くのを口実に
アリシアの部屋にいき、髪留めを盗む。
(しかもそのとき本人に会ってるのにシラっと嘘つく悪いやつ 笑)

で、ある日アリシアが事故で24時間の介護が必要ってときに
アリシア父が何を血迷ったかベニグノを指名する。

まぁ、彼の仕事は変な気さえ起こさなければ完璧そのものですので。

これはマルコもびっくり。
だって病院で初めて出会ったんじゃないんですよ~怖い怖い。
でも精神がまいってるマルコは、どんどんベニグノ氏と仲良くなります。

ベニグノは見たもの聞いたものをアリシアに話します。
昏睡状態の人に「話しかけてあげて」というのは聞いたことあるかと思いますが
彼はお世話やマッサージをしながらそれを4年もこなす。
さらに自らの部屋を、将来彼女が目覚めた時に備えて改装までしちゃう。
その話をアリシアに楽しそうに喋ってる。
すごい妄想っぷり!

ベニグノ、実際にマルコが旅に出る前に、「彼女と結婚したい」とかまして
喝いれられております。

作中に、ベニグノがサイレント映画にいった話をしてるシーンがあり
サイレント映画が実際差し込まれます。
女性科学者が作った薬を自らが飲んで、身体が小さくなったというストーリー。
サイレント映画では【縮みゆく人間】という作品が実際にありますが
こちらは真面目なSF作品で、薬ではなく核実験の雨などによる人体変化。

観てないのでなんともいえませんが・・・。

さらに、後半エログロ?シーンが出てきます。
なんと女性の巨大な股間(毛あり)に男が入っていくというもの。
女性の肌には皺がよって、空気が入ってるのがバレバレ!
男は永遠に中に入ってるのだとかなんとか。

それが何を意味してるかというと・・・

この後、アリシアが妊娠して大問題になります。
もちろんベニグノが疑われます。
しかし、きっちり仕事をこなしてるはずの
(最初の方に「生理だ」と言って彼女の股間を淡々と洗うシーンがあり、ドキっとします)
ベニグノのカルテに、先月「生理あり」と書かれている。
嘘を書いてる?否定するベニグノ。

そこで同僚が「ベニグノがマルコに結婚したいと言ってるのを見た」と・・・。
これはもう決定じゃないか。
ド変態犯罪者ベニグノ。強姦、ストーキングでタイーホ。

と思って観てたけど、ベニグノは否定してるしマルコも同調するわで
あれ、ほんとに違うのかな?なんて思ったけど。

でも監督としては「あれでやんわり表現したんだよ~」って言ってたらしい。

この話、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
100%cinematic juice
こちらのサイト、かなり深く考察されていて読んでて面白いです。
男2人の心がシンクロしあうポイントだとか
後で言われてみたら「ああそうだったか!」と思うこと多数ありました。

ペドロ・アルモドバル監督作品は、他に2本しか見てないのですが
傷ついていたり、歪んでしまっている人の心の描写がうまい。
何より本作はアカデミー脚本賞をもらった(外国映画史上2本目だそう)
だけあって、いやらしくない、細かな伏線が沢山はられてる。

「宣教師でも女を犯す」・・・ベニグノのこと?
闘牛士が衣装を着るシーン→胸のうちをさらけ出せない。裸のアリシアとの対比。
ピナ・バウシュの舞台も、後にそういうことか、と思える。
色々感慨深いシーンが沢山あります。

ところが一方で彼の作品を「グロい」「汚い」と言って嫌悪する人もいるらしい。
確かにストーカーの溢れる愛!と言われても
被害者本人、親にしたらただ気持ち悪いだけである。
そんな他の人なら避けそうな作品を作るペドロ氏、私は好きです。

アリシアは長らく眠り姫でしたが、ラストでマルコと出会う。(再会か?)
アリシアにとっては初対面の人なのに、ついマルコに話かける彼女。
もしや、病室で目を開いたときに見たマルコに・・・?
これでは人魚姫だ。あ、ベニグノが・・・。

ベニグノがアリシアと同じ昏睡状態にならず
あえて死なせた演出も、リアリティがあって良い。
(日本人監督なら同じ昏睡状態にして、お涙チョーダイにしただろうな!)
ベニグノは死ぬのは怖くない、彼女に会えないことが怖いのだから。


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Janre: 映画

Tag: (監督)ペドロ・アルモドバル  2002  ♠アカデミー脚本賞 
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