03 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 05

シネマ★コロポックル

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

 

最新記事

【別離】不幸の連鎖。ちょっとずつ皆悪い。イスラムは厳しい。 

アカデミー賞前後に、スカパーで色々特集していたので色々と観ていました。
ノミネートされたものを全部観る、というのはなかなか難しい(好きじゃないようなのもある)のですが
その中でも外国語映画賞は、色々な国の優れた作品が肩を並べるので面白いです。

こないだの2014年度(第87回)は、ポーランドの【イーダ】という作品が受賞していました。
今回はイラン映画の【別離】です。
2011年度の外国語映画賞受賞しています。

ベルリン映画祭では金熊賞、84回のアカデミー賞では外国語の他に【アーティスト】や【ミッドナイト・イン・パリ】と肩を並べて「♠アカデミー脚本賞」にも選ばれた素晴らしい作品です・・・が、思ってた(想像してた)のと全然違った!!
てっきり「母と子が戦争で離れ離れに・・・」とかそんなん想像してたら、もっとリアルな話だった。

イラン映画といえば【ペルシャ猫を誰も知らない】くらいしか観たことがないのですが、とても心に残っている映画です。
感想書いていたと思って探しても、記事見つけられない・・・と思ったら検索窓が機能してないの。なんで?
3年前の感想はこちら→【ペルシャ猫を誰も知らない】

この映画を観て、私たちに普通であることがイランでは「罪になる」ということを知った。
車に犬を乗せていたら、もう罪なのです・・・。
とても良い映画なのでオススメです。
この作品はゲリラ撮影を決行してるので、ドタバタと勢いで展開していきますが、【別離】はじっとりゆっくりと、そのイランの特殊な(私たちとは違う)生活や宗教観をみることができます。

映画でよくあるのが、ヨーロッパにおけるヴァンパイヤだったり、アメリカの悪魔の存在だったり、日本人になじみがない話を盛り上がってされると、ちょっと置いてけぼり・・・を感じたりします。
本作では日本になじみの薄いイラン文化で置いてけぼりか?!と思いきや、実に興味深く観させてもらいました。

今でも日々色々な報道で耳にする「イスラム」と言う言葉ですが
未だに女性差別は根強く残っているそうで、本作でも垣間見ることができます。

主人公家族(A)は妻がわりと新しい考えの持ち主で、娘の将来のために海外移住を考えています。
そんな中、夫の父親が倒れてしまい、離婚危機に。

この夫婦が別居となり、父親の介護にきたのがもう一つの家族(B)の妻。
イスラム教では家族以外の異性の体に触れたり、裸を見たりというのは禁止行為なのだそうですが
「介護の現場」は触れ合いと裸の連続じゃないですか。
じゃあ困るならなんで来たの・・・と。

ある日徘徊するおじいちゃんを縛り、出かけたB妻。
そこへA夫が帰ってきまして、おじいちゃんがベッドから落ち、気絶している現場へ遭遇するわけです。

もちろんA夫は怒るじゃないですか。
でも、それぞれの人間に言い分があって、皆一概に悪いとは言えないし、皆ちょっとずつ悪い。
ラストの4歳の女の子の目つきと言ったら・・・。

実を言いますとこの「おじいちゃんベッドから落下事件」が起きるまで、わりと流し観をしていたんです。
その後の展開は怒涛のように惹きこまれ、前半にもかなりの伏線があったのかと思うとなんとなく観てたことに後悔しましたよ。
観ようと思ってるかたは、作業の手は休めてじっくり気を据えて観ることを推奨します。

今日の一言:4歳の子どもがいて、何か月も無職はいただけない。


こちらはカナダ&フランスの作品ですが、同じくイスラム教、レバノンのお話
【灼熱の魂】2012上半期・衝撃度no.1/究極の母の愛

Category: ☆中東

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: ♠アカデミー脚本賞  2011    ♠アカデミー外国語賞  イスラム教 
tb 0 : cm 0   

【ペルシャ猫を誰も知らない】 

ものすごく衝撃を受けた。
車に愛犬を乗せているだけで警察に停車を促され、
「(犬を)見せろ」と言われ、そのまま連れて行かれてしまうのだ。
犬を我が子のように可愛がっている人だったら・・・

ところがこれはイランの法律である。
この国は犬を外へ連れ出すことが社会のルールとして成り立っている。
その国で暮らすには、その国のルールに従わなければならない・・・
知らなかったから、では済まされない。


イランのことなんて、ニュースで紛争が起きていることくらいしか知らなくて
この国のエンタメ界がどう、なんて考えもしなかったのだけれど
もちろんお察しのように外国かぶれの音楽は基本的に禁止されて。
音楽、映画、他の国のお酒などの娯楽は国の検閲が必要である。
もちろんそんなこと初耳。

ところが音楽をやりたい若者はどの国にもいるわけで、
この映画は実際のミュージシャンが亡命する際に
ドキュメントタッチ(しかもゲリラ撮影)で行われたものである。
*例えば日本でいえば、「万引きの達人のドキュメント」を映画化するようなもの?

このバフマン・ゴバディ監督、以前にも【亀も空を飛ぶ】という
戦争孤児の作品を撮っており、イランサマサマから目をつけられていたらしく
ゲリラ撮影はもちろん、このあとどこかへ・・・


この映画は音楽が大きなテーマになっているけど
音楽に精通していない自分が聞いて、かっこいいな、漲ってるな、と感じた。
牛舎?でメタルな曲を演奏したり、ボランティアで子供たちにギターを弾く。
それが、日本でのナマルルイ演奏とは温度が違って、
なんだろうな~自由への憧れ感がみなぎっている、と思った。

音楽が気に入ってサントラを購入した、という人も少なくない。
何しろ自分が迷い中。


クラブのシーンでは、ストロボピカピカっていう表現をよくみるけど
この映画ではなんちゃってパーティでの効果が瞬き風?でびっくり。
皆が踊るフロアは、ものすごく明るい 笑

映画の完成度を評価するには、やっぱハリウッド大作には敵わないと思うけど
ここにはリアルがあり、見て損はない。
最後に。主役の女の子がとてもかわいかった。

ペルシャポチ

ブログパーツ

Category: ☆中東

Thread: ★おすすめ映画★

Janre: 映画

Tag: 2009  ♦実話が原作  イスラム教 
tb 0 : cm 2