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シネマ★コロポックル

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

 

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『乳と卵』女の身体の話 

読んでみたかった本です。
川上さんは「ヘヴン」に続き2作目。
乳と卵 (文春文庫)乳と卵 (文春文庫)
(2010/09/03)
川上 未映子

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2008年の芥川賞です。
川上さん、ご存知の通り大阪の方ですが、こちらは全篇関西弁で綴られております。

夏子、夏子の姉巻子、巻子の小6の娘緑子。
目線(語り)は夏子なのだけれど、夏子のことはほとんど語られない。
「豊胸手術がしたい」という、年齢よりやつれて老いて見える姉と、
母親と口をきかなくなった(夏子には筆談)娘のことで話は進む。
父親は最初からいないようなもので、このことも娘の心を引っ掻き回している。

男性は出てこなくて、生理が嫌だとか乳首がでかいとかそんな話ばかり。
なぜ豊胸手術をするの?
仕事のため?
自己満足?
麻酔をかけて身体を切ってまですることなの?

巻子はスナックで働いているのだけれど、歳と容姿のせいか
雑用や時間外の仕事もやらされて、母子2人で細々と暮らしているのだ。
ならばその豊胸手術に貯めたお金を、娘のために使ってやればよいのに、
誰のために・・・。

コンプレックスというのは(思春期にいじめられているならまだしも)
本人が思っている以上に誰も気にとめてないと思う。
例えば顔にあるホクロがずっと気になっていたとする。
本人はそれが嫌で切除手術を受けたとしても
周りの人は良くて最初の対面時に「あれ?」となるが
2度3度会ううちに、ホクロがついていたことすら忘れる。

別にホクロが悪いのではなく、それによって下を向き自分に自信がないのは良くない。
手術によって前を向けるようになるなら、とても良いことだと思う。

ただ本書において気にしているのは「乳」であり、普段は見えない。
旦那に罵倒されたわけでも、銭湯で指を指されたわけでもない。
TVに出ている女優やセレブは金や仕事がかかっているが
思春期の子供をもつ母親の乳が垂れただの小さいだの、誰が気にするだろう。

そんな母親を見て、娘は大人になる現実を受け止めたくない。
ちょっとしたきっかけから、謝るタイミングを逃し、一切口を聞かなくなる。

母親がどうにかすればいいものを、ほったらかすもんだから事態は悪化。
でもこの親にして、緑子はいい子に育っていると思う。

ラストはまさに「乳(で悩む人)と卵」なのだが、
自分的にはやりすぎ感があってどうもいただけなかった。
元々この巻子という人物が、空気が読めない困ったちゃんなので
期待はしていなかったけど、母子のラストが美しくなさすぎて引いた。
卵、だもんね・・・。

足にバルサン?の針が刺さったエピソード、あれほんと怖い。
そんな人いるの?!

***
川上さん、女優としてこちらに出演してます(左下)
パンドラの匣 [DVD]パンドラの匣 [DVD]
(2010/08/04)
染谷将太、川上未映子 他

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