07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

シネマ★コロポックル

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

 

最新記事

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

tb -- : cm --   

【奇跡】久しぶりに清いものを見た。2011私的ランク暫定1位。 

自分的に、今年NO.1の傑作

いや~こんなに泣いたのは久しぶり。

別に誰も死なないし、悲しい話じゃないんだけど
凄く心が洗われたというか、純粋な姿に感動してしまった。

ある兄弟(まえだまえだ)が、親の不仲で別々に暮らす。
兄は鹿児島に母と、弟は福岡に父と。

九州新幹線が開通し、車両がすれ違うときに願い事をする。
この「おまじない」のために、子どもらでプチ旅行をするのだ。

おまじないって、今の子どもたちもするのかな?
「そんなん作り話でしょ」と一蹴されそう・・・。
本作に出てる子ども達は、皆悪意なく純粋で一生懸命で、
大人たちの愛情をたくさん受けて育ったんだというのが凄く伝わる。

こっそりお金を貯め、こっそり旅行に行くんだけど、
全てを知って包み込む大人の優しさが沁みる。
それも子どもが大人に信じてもらえてる証拠なんだろうな。

7割くらいは、言ってしまえば「2人の日常」を描いてるだけだから
こういう雰囲気が苦手な人は飽きてしまうかもしれない。 
でもそこを耐えて子どもたちの旅のシーンになると
自分も一緒にドキドキ、新しいものを同じ目線で見ているような気分になる。
知らない土地をグングン歩く様は、スタンドバイミーを思い出させる。

ここらで、ノスタルジックな音楽に合わせ、様々な写真を差し込んでいくシーンがある。
子どもたちの目線で見た、コスモスだったり、車掌さんの手だったり、愛犬だったり。
その全てがギュっと詰まったシーンで、涙が・・・。
(もちろん切なさの確信犯はくるりである)

忙しさに追われ、忘れてた自分が子どもだった頃の純真な気持ち。
その蓋をそっと開けられ、閉じこまっていた清いものが溢れ出た。
見終わって、清々しい気持ちになる。それだけで十分。

九州新幹線といえば、全線開通したのが3月12日だそう。
(私の知識が間違っていたらすみません)
このおかげで助かった命があるかもしれない。
奇跡は起きた・・・?
(映画の公開は震災3ヵ月後の6月11日)

キャスティングについてですが、まえだまえだがほんと素晴らしい。
最近「演技のうまい子役」が流行っていますが
彼らは田舎臭く、素朴で、芸能界の匂いがしません。
芦田なんとかちゃんは、「夏休みにはザリガニとりをしたい!」って言ってたけど
きっともらえた休みは家で爆睡したに違いない。
けどこの兄弟は、本当にザリガニとってそうなんだ。
お兄ちゃんのぎこちない感じなんかは、母親や先生に対する態度では100点だと思う。
お父さんなら「どこか連れてってよ!」とか言えるけど
小6になり、お母さんの気持ちもわかるし気丈に振る舞ってるんだな、と思う。
(対する弟は朗らかで見てて気持ち良い)
是枝監督は、まえだまえだを見て脚本を書き換えたほど惚れたよう。


作品の中では多くの大人の事情は語られないけど
全然気にならない、というかそこが素晴らしいと思う。
ついつい「なんで離婚に至ったか」とか入れたくなるとこを、
シンプルにまとめてる。削るのって、付け足すより凄く大変な作業。
それでも薄っぺらくなく、もう一度みたいと思う。

原田芳雄さんの姿も見える。
もしかして、最初はおじいちゃん役だったのかな?
でもそれじゃ前作と一緒だな、なんて考えながら、
脇役なのに輝く原田さんに、唇を噛みしめる。

ちなみにお兄ちゃんの友達は男の子2人ですが
弟は男の子1人、女の子2人を連れ立って来る。
この女の子がすごくかわいくて名前(内田伽羅)を見たらなんか見たことアル・・・
調べてみたら、なんと本木夫妻の娘、 樹木希林女史の孫^0^
wikiには、ばーちゃんが無理やりオーディションに・・・らしい。

ちなみに一番好きなシーンは、旅先で子ども達が田舎の老夫婦宅で過ごすところ。
おまわりさんに話かけられた子どもたちは、とっさに「そこの家の孫です」と
嘘をつくんだけど、この老夫婦がほんと温かくて泣ける。
自分ならびっくりして家に逃げそうなものを
どこの誰かわからん子どもたちを迎え入れ、出前を取ってくれる。
事情を説明したりというシーンは削られているけど、想像ができて微笑ましい。

お風呂上りの女の子の髪を、おばあさんが櫛で梳いてくれるシーンがあるけど
胸がギュっとなって、自分のばーちゃんに会いたくなった。
ほんとこの映画はギュっとなってばかり。

多くを語らない、「削る美学」が随所に出てくるけど
そのおかげで自分に置き換えてノスタルジックな気分になれる、奇跡の時間。
子どもたちの未来が明るいものになりますように。。。

追記:いろんな人のレビューを読んだら
自分の見解の甘さにショックを受けてしまった。
もう少し大人な視点で見なきゃいけないかな・・・ 

気に入っていただけたらポチッ^0^


人気ブログランキングへ
ブログパーツ

最近は小説や漫画の映画化で、オリジナルの脚本の映画が減ってるけど
数少ない、素敵な脚本がかける監督さん。
banner3.jpg
「奇跡」公式サイト
関連記事

Category: ほっこり

Thread: 心に残る映画

Janre: 映画

Tag: 2011  (監督)是枝裕和  オダギリジョー 
tb 0 : cm 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://chochopolix.blog.fc2.com/tb.php/272-c0af05f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。