【ラビット・ホラー】うさちゃんがかわいくて怖くなかったYO^0^
日本のホラーって、視覚的にびっくりさせるのが主流なのかなと。
窓の向こうからじっとみつめる霊とか、井戸やらTVからなんちゃらとか。
海外のホラーは「見えない何か」に殺されそうになる恐怖というか
心理的に追い込むのが多いかなと思うんですよ。
だから日本の最高峰のホラーっつったらとんでもない「怖いヤツ」に登場してほしい。
このホラーかわいすぎる。
もふもふしたい。
もしかしたらこれは、3Dで見るべき作品なのかも・・・。
螺旋階段や映画館での出来事は、普通の画面では恐怖が味わえないのかな。
きっとそういうつもりで作ったんだろうな、とは思った。
最先端の3D機器を使い、指揮をとったのはクリストファー・ドイル氏。
ドイルさんといえば、【恋する惑星】や【パラノイドパーク】なんかの
「湿った感じのぼってりとした質感の、どこかノスタルジックな映像」がイメージだったんですが
思いっきり最先端だし、ドイルさんじゃなきゃだめな理由が謎なんです・・・。
満島ひかりちゃんも、彼女のおかげで鑑賞者3割増しとは思いますが(香川氏もね)
忙しいだろうし、なぜこの仕事を受けたか・・・。
なんか無駄遣いというか、もったいないというか・・・。

このうさちゃんのファスナーから首がポロリしてるシーンを
やりたかったとしか思えない・・・(言い過ぎ)
そして弟役の少年。
なんかホラーとかに出る子って、神秘的な、ちょっと病弱な感じの美少年が
イメージ(全盛期の神木くんとかね)なんだけど
ちょっとフツーの健康的な少年すぎて、拍子抜け。
あえてフツーの子を使ったっていうならちょっと伝わりにくい。
清水崇監督ぇ・・・
*以下、ネタバレあり
満島ちゃんは、過去のある出来事がきっかけでショックで喋ることができない。
(まぁこの先の展開上都合よくそうなってるんですが。)
齢の離れた弟の様子が、最近おかしい。
心配ではあるけど、だんだん奇妙な世界へ引きこまれて・・・・
私、これ満島ちゃんが実は存在しないんじゃね?って深読みしまくってたんです。
声でないのも、魂だけの存在なら合点いくし、弟は子供だから姿が見える・・・
【シックスセンス】の、幽霊が主役ver.とでも言いますか。
そしたら・・・違った 笑
いないのは弟でした。
満島ちゃんは精神を病んで、俗にいう統合失調症みたいな感じ。
病院入れられちゃったし。
(ここで大森南朋の無駄遣いw)
ラストではお父さん(香川氏)までもが病んでいるようなニュアンス。
確かに立場的には病んでておかしくない境遇。
今までよく頑張りました。
この作品をみて思ったのは、「うさぎは怖くない」
ちょっと怖い感じで口をワっと開くシーンもあるんだけど
もっと怖く作れたと思うのにそうしなかったのは
「ホラー」というより「サスペンス×ファンタジー」よりに作ったんじゃないかと。

まずこの【ラビットホラー】というタイトルが誤解を生んでる。
覚えやすいしインパクトあるけど、タイトルのイメージの期待(予想)がカラ回る感じ。
しいて何がホラーかというと、出だしの惨殺するシーンや、生まれたてのウサギの赤ちゃんとか、
「グロい」映像がほんのちょっとだけある。
うさぎを飼ってるような愛好家さんはちょっと悲しくなるかもね。
あとエンディング曲ですね。
「SCANDAL」っていう女の子バンド、嫌いではないんですが
ちょっと合ってない気がして。
人魚姫にアリスにホラーといったら曲はCoccoしかいないと思うの。
元気なエンドロールでした^0^
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ドイル氏、カッパの映画なんて仕事やってたの?なんかショック・・・。
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