こどもが寝てからシネマ

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

【シン・シティ 復讐の女神】暴力的で夢見がち・・・&1の名シーン画像

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【シン・シティ 復讐の女神】を観てきました。
連休中の夕方&公開したてというのに、お客さんは半分以下でびっくり。
私の前には70代くらいの老夫婦ですよ。観てられるのかな・・・と不安に煽られながら鑑賞。

観てびっくり。
前知識なく行ったんですが、時系列が全くわからない・・・。
私、1のその後の話だとばかり思っていたら、1の前(過去)の話もあるし、その後の話もあるとゴッチャ混ぜ。
人物が変わってるのもあり、HPくらい観て行けばよかったなーと後悔。

時系列についてはこちら↓を参考にしてください!行く前に読めば良かった・・・
カゲヒナタさんの 「『シン・シティ 復讐の女神』を観る前(観た後)に知っておくといい時系列」

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殺人マシーンの「ミホ」は、演じたデヴォン青木さんが妊娠中だったらしく、【エンジェルウォーズ】のアンバーにバトンタッチしていた。
あと1年早く撮影していれば青木さんが出れたかもしれないのにね~残念。
あのなんとも言い難い独特なチャイニーズフェイスが雰囲気があってすごく良いのに。
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アンバー(ジェイミー・チャン31歳)はアジアンフェイスで、46歳になったルーシー・リューのポジションをじわじわ侵略。
最近では【ベイマックス】のゴーゴーの声もやってます。
ちなみにジェイミーは韓国系、ルーシーは台湾系、デヴォンは日本のハーフ。

さてこの作品、劇場を見渡せばカップルか、男性。
女一人で座ってるのは、ここでは私だけでした。
というのも、男の美学というか、ロマンチックな部分が映像化してるんです。
惚れた女のためなら自分の命を犠牲にしてもいい、周りなんか知るか、みたいな。
女の人はある程度歳とったら、魔法使ったり変身したりする「非現実的」な漫画って読まなくなる人多いじゃないですか。
現実で忙しくて感情移入しづらくなるというか。
でも男の人は、いつまでもロボや海賊や伝説が大好きですよね。
登場人物のドワイトが言うんです。「地面にキスした」って。
でも観てるこっちは「今道路に叩きつけられたやん!強がってロマンチックに変換しただけじゃん!」って・・・

無理して強がってロマンチックでかっこつけで誰よりも自分が強いと思っている男たちに加え、首ズッパーン血飛沫ブッシューが耐えられないと観れません。
私は血飛沫もロマンチックな男も大好物です。。。
※さすがに目ん玉くりぬくシーンはゲゲってなったけども。

1で死刑になったはずのマーヴ(ミッキー・ローク)
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2で復活していたので「出た、死刑でも死なない超人!」と思ったら、2は過去の話かよ・・・。
エヴァの執事の目ん玉くりぬいたあと、相手の帽子かぶってきちゃってマーヴったら可愛い^0^
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何度も登場するハーティガン(自殺)と落ちぶれたナンシー。
(とは言っても、酒に溺れてるのはここ何日~何ヶ月からしいのでなんとも心の清いこと)
さすがに後日譚と言っても、この2人でお客は呼べないでしょ、一人死んでますし。
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1の話を持ち出しますが、2人の最初の出会いはナンシー11歳、ハーティガンは退職前なので58~60くらいですかね。
とりあえず孫でもおかしくない年齢差で、18歳までは毎週手紙くれてたんだからね、じじぃに。
なんと「男の妄想ほとばしるロマンチックな話」じゃないですか。
そんな離婚した高橋ジョージ&三船美佳もびっくりの歳の差。
しかもハーティガンが最初に濡れ衣着せられ刑務所に入ってから出所まで8年。
その間(4年前)に妻は再婚して子ども2人できたって・・・
離婚した妻は何歳下だったの!
こどもが産める歳なんだよね?40代後半としても、20歳程度は歳離れてますやん・・・
そんな○リコンハーティガンにいまだに未練のあるナンシー。もう完全に病んでます。

前作ファンにとっては、「あっあの人出てる!」な感じで同一人物を見ると嬉しい反面、時とは残酷なものです。
出てくる娼婦たちは、ほとんどが過去だから歳をとっちゃだめなんだよね、きついな・・・。
どうせ前日譚なら、ミホがどうして殺人マシンになったかが観たいよ。

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私はジョセフ・ゴードン=レヴィットが好きなので出演してるだけでも良さ2割増しですが
このギャンブラー役が、前作にちら出してたジョシュ・ハートネットじゃだめだったのかな~とか
彼の幸運の女神であるストリッパーが、双子の片割れウェンディとか、前作ともうちょっと絡んでても良かったのにな~なんて。
ロアーク以外関係ない話になっちゃってますから。
※闇医者役でBTTFのドクがでてたのよ。老夫婦が見に来てた謎が解けました!!!
この話で街の支配者ロアークが「お前は一生俺へ恐怖して暮らすのだ、へへっ」みたいこと言うんですよ。
ジョニー(JGレヴィット)は痛めつけられながらも正々堂々賭けで勝つ。
結果、汚いやり方で殺すんですね、ジョニーを。
ロアークの遊び仲間も、ちょっとそれは・・・な困惑顔。
ジョニーは、俺が勝ったことは町中に伝わる、俺勝利!な感じで死んでくんです。
う~ん、女にはわからない男の美学ですな。

私、復讐の女神を観た次の日に、1を復習しましたもので、名シーン振り返ってみますね。
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イライジャくん。変態カニバ戦士でした。(首は、食べた人の頭ね)

2009年に亡くなったブリタニー・マーフィ。
レディガガじゃなくて、彼女のウエイトレス姿を見たかったなぁ。
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ミホに切られた手で握りしめたピストルを、必死でおクチで取ろうとするベニチオさん。
いい死にっぷりしてます。

2のほうがミホに殺された人数は多いと思うんだけど、印象に残ってるのは1のほうかな。

左の2人はシュッツとスツーカ。
可愛くてなんとなく好きなのです。

真ん中は謎のロボ化(フランキー)してるマーヴ 笑

1は、生臭く、男臭く、粗いけど、勢いがありました。
2はスタイリッシュに作ろうとしてる感があったかな。
好きですが、1ほどのインパクトにはかけるかな。
最近のドクを含む、作品が気になった方はぜひ劇場へ。。。

コミックもうちょい安かったらな~・・・
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ジル(@chochopolix)

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