こどもが寝てからシネマ

サブカル女子÷おっさん=映画好きへっぽこ主婦

【三月のライオン】求ム!兄・加瀬亮×妹・二階堂ふみでリメイク・・・という妄想。

観たのは今年1月なんですが、どうしても記録しておきたかったのです。
これだけ間空いたのだし、この際どうせなら3月に記事アップしようではないかと。(ギリギリですが。)
※そして今回は私事、妄想多いです、あしからず。。

【三月のライオン】です。
コミックの名前が有名なので、ググるのが難しくてほぼ情報はありませんでした・・・
DVDを観てわかったことは、1989年クランクイン、同年11月にクランクアップ、編集などに1年かかり、公開されたのが1992年です。
3gatsu3.jpg

漫画の『3月のライオン』を読まれている方、羽海野チカ先生のファンの方なら、観たことあるかもしれません。
羽海野先生が「アイスをくわえたおかっぱ頭の女の子がなんだか可愛くて」とインタビューで答えてた、あのポスターの映画です。
てっきり私の中でカルト映画認定されていて観てみたいと思っていた作品でしたが、今wikiの「カルト映画」の項目をみてみたら本作は無かった・・・。
代わりに前よりいろいろと作品が追加されているようで、中には??と思う作品もありした。

では本題。
・記憶喪失(意識不明で入院していた)男
・彼を恋人だと言い張る女
この2人のラブストーリーなんですが、2人は兄妹なんですよね。
今でこそ「お兄たんっ」な話は多くなりましたが、公開当時(1992年)は邦画では珍しかったんじゃないですかね。

1992年の映画といえば、「ツインドラゴン」「氷の微笑」「ボディガード」「天使にラブソングを」「エイリアン3」等。
邦画では「ゴジラVSモスラ」「シコふんじゃった」「きらきらひかる」「一杯のかけそば」くらいしかわかるのなかった・・・


この作品を観てみて、最初によぎったのは漫画家の岡崎京子。
当時CUTiEというファッション雑誌(今でもあるのかな?)を読み始めて、そこで漫画を掲載していたのが岡崎京子先生だった。
ちなみに雑誌にはヒステリックグラマー、milk、スーパーラヴァーズ、エックスガールなんかがよく掲載されていて、それはもう憧れで、田舎者だったのでどうしたら買えるのかいつも悩んでいました。
まぁ、お店に行けたところで高価で手出せないですが!笑

90年代、私は主に小学生だったのですが、「りぼん」にも、「なかよし」にも飽きた小学生の私は、マーガレットをすっとばして岡崎京子や桜沢エリカ、安野モヨコに手を出したのです。
小学生にして、型にはまらず愛に生きる主人公に憧れていたのだ。
(そして今じゃこんな変態主婦に・・・)
『リバーズ・エッジ』は名作でやんす。

この作品には、お洒落に無頓着なのにお洒落に見え、明日もわからないその日暮らしだけど恋人さえいればいい。というような当時の女子憧れのヒロイン像がある。
服は最近の映画とは違い、大体いつも同じ。バックの代わりにクーラーボックスを持ち歩く。
でも、おかっぱ頭で、恋人(本当は兄)のために一生懸命口紅を塗り直す仕草は、とてもキュートだ。
3gatsu2.jpg
服を着たままシャワー中の彼におぶさる。
お腹がすいたらアイスを食べる。
交差点で下着を履きかえる。
バイクに乗る。

兄に忘れられているヒロイン。
でももし事実を思い出してしまったら・・・?

映像は、お洒落で、退廃的で、淡くて、辛い。
自分が十代のリアルタイムで観ていたら、影響を受けたかもしれない。
3gatsu.jpg
ラストは唐突すぎて(それまでのシャレオツな感じと違くて、急に現実に引き戻される)正直ちょっとどうなの、な感じではありましたが・・・。

・・・個人的に思ったこと。
どうしても兄役の俳優さんに感情移入ができなかったのだ。
ヒロインの由良宜子さんはどう見ても20代(下手すりゃ10代)なのに、お兄ちゃんが40代くらいに見える。
病的には見えるけど、妹がそこまでして愛する相手には見えなかったの、オバチャンには!
(兄役の趙方豪さんは病気で亡くなられてますので、気分を害した方いましたらごめんなさい)
なので、この作品を次観る機会があれば、二階堂ふみと加瀬亮で脳内再生したいと思います。

監督は 矢崎仁司氏。
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ジル(@chochopolix)

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4 Comments

汁”(@chochopolix)">
汁”(@chochopolix) says..."ぱるぴぺぽさんコメントありがとうございます。"
返信が遅くなってすみません。
劇場鑑賞されたんですね、羨ましいです。
私もきっと十代のころに観ていたら、もろに影響を受けたのではないかと思います。
今となってはそこまで珍しくなくなった髪型も、当時されてたなんてオシャレさんだったんですね。
加瀬&二階堂 の妄想に賛同ありがとうございます^^
2016.06.27 16:56 | URL | #- [edit]
汁”(@chochopolix)">
汁”(@chochopolix) says..."ナツさん、コメントありがとうございます。"
お返事が遅くなってしまいすいません。
この作品をチョイスするなんて、素敵なお友達ですね。
私も少女だった頃、是枝監督の「ワンダフルライフ」が観たくて友人と小さな映画館を探したことがあります。

今は「マニアックだけどおしゃれな作品を上映してくれる映画館」が減ってしまって寂しいですね。
もっとも、衝撃を受けるような映画作品自体も減ってしまいましたが・・・。

チラシとテープはまだお持ちなのでしょうか?羨ましいです。
こちらこそ、素敵なコメントと思い出話をありがとうございました^^
2016.06.27 16:41 | URL | #- [edit]
ぱるぴぺぽ says..."少しお姉さん"
私は、当時映画館でみました。
いろいろ衝撃的でした、若い私には(笑)
アイスの髪形に憧れて、耳の上少しだけ剃りましたよ。加瀬さんと二階堂さんでみたいですね!
2016.03.31 00:10 | URL | #- [edit]
ナツ says...""
友達に誘われてリアルタイムで確か中野の小さい映画館に観に行った映画です。
サイズの合っていない全然似合わない真っ赤なハイヒールを引きずるように履いていて、正直お兄さんは暗かったけど彼女の一途さと排他的な世界が10代の私には衝撃で、その後すぐにもう一度1人で観に行き、もらったチラシと出口で買ったカセットテープはずっと大切にしてました。
巷では3月のライオンが騒がれている中、私の三月のライオンはこっちなんだけどなー...と寂しく思っていたので、わかって下さる方がいてとても嬉しいです。
素敵な記事をありがとう
2016.03.16 10:24 | URL | #wIL98rT2 [edit]

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